渡辺竜王「どうぶつしょうぎ」で武井壮に敗れる。おでかけニャーしょうぎ
10月7日、ニコニコ生放送にて「武井壮が教える渡辺竜王の倒し方」と題した特別番組が放送された。
これはマンガ『3月のライオン』最新9巻の発売を記念して、陸上十種競技の元日本チャンピオンである武井壮氏が、将棋のプロ棋士である渡辺明竜王と「おでかけニャーしょうぎ」(第9巻の限定版付録)で真剣勝負を行うという前代未聞の企画だ。
「百獣の王」を目指す筋肉タレントとして知られる武井と、あの羽生善治三冠にも互角以上にわたりあう(※)最強将棋棋士である渡辺「竜王」が直接あいまみえるという夢の異種格闘技戦というわけだ。
しかし、そもそも対決の舞台となる「おでかけニャーしょうぎ」は、将棋の駒の動きを簡略化した「どうぶつしょうぎ」のルールが元になっている。ほぼ竜王の土俵と言ってよい状況で、いったい武井はどんなパフォーマンスを見せたのか。
◆初対面は、武井ペースで進行
武井と竜王は、この日がもちろん初対面。番組が始まり、まったくことなる領域での人類最強の2人が握手を交わす。
「筋肉がヤバいっすよ!」(渡辺竜王)
「駒を握る繊細なタッチが握手にも出ていて、猛獣のオーラとはまたちがった、知的生命体の強さを感じますね。将棋は戦術とかいろいろありますけど、最終的にはどんな勝負もハートですから! どれだけ勝ちたいか、どれだけ筋力を積み上げてきたか、そういうものがこう、将棋盤にドーーーン!(力の限り激しく駒を打ちつける仕草)宿ると思います。」(武井)
このように番組はいつもの武井のペースで進んでいたが、勝負を決めるのは筋肉でも根性でもなく「おでかけニャーしょうぎ」である。武井はこの番組に先立ってタレントや芸人仲間と練習をしてチャンピオンになったと話していたが、大丈夫だろうか。正直不安である。
番組では、そのあと武井による将棋の「桂馬」をどのように倒すかといったパフォーマンスが続く。とりあえず「イージー!」らしい。大丈夫だろうか。
◆「おでかけニャーしょうぎ」とは
ちなみに「おでかけニャーしょうぎ」のルールは、基本的に「どうぶつしょうぎ」と同じもの。盤のマス目は3×4マスで、将棋の9×9マスよりかなりせまい。駒の数も先手と後手にそれぞれ4枚しかなく、「おーさまニャー(王将)」「かくニャー(角行)」「ひしゃニャー(飛車)」「ふニャー(歩兵)」の4種類のみだ。
「ふニャー」のみ相手陣内に入ると「キリッとニャー(と金)」になる。「かくニャー」と「ひしゃニャー」は、将棋の角行や飛車とことなり、1度に1マスしか進めず、相手陣内に入っても「成る」ことはできない。「おーさまニャー」を取ることを「キャッチ」と呼び、取ったほうの勝ちとなる。
「3月のライオン」9巻おでかけニャーしょうぎ付限定版
このように「おでかけニャーしょうぎ」は将棋を簡略化したゲームで、子どもや女性にも親しみやすくデザインされているが、実際に指してみると、将棋とは少しちがった戦術が必要で非常に奥が深いことがわかる。超至近距離で相穴熊になっているような感じ、といえば将棋がわかる方には伝わるだろうか。
番組では、将棋で言う「詰め将棋」の1手詰めや3手詰めのデモンストレーションも行われた。武井は少し考えつつ「キャッチ! イージーゲーム!」と正解を導き出し、出演者やスタッフを驚かせていた。われわれ取材陣も少し安心した。
一方、普段は早寝という竜王は、23時からの番組とあって、眠そうである。こちらも大丈夫だろうか。
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