『東京バンドワゴン』 亀梨和也、視聴率8.8％はフツーすぎる役で玉置浩二の存在感に食われたから？
■『東京バンドワゴン』（日本テレビ系、毎週土曜21時～）初回視聴率8.8％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）
10月12日に放送が始まった、KAT-TUN亀梨和也主演ドラマ『東京バンドワゴン』。原作は、小路幸也氏の同名の短編推理小説シリーズ（集英社）で、東京の下町で古本屋とカフェを経営する4世代・8人の大家族・堀田家が、周囲で巻き起こるさまざまな出来事の解決に奔走します。
初回はフリーの旅行添乗員として働く次男の青（亀梨）が酔っ払って交番に保護された挙げ句、女子大生のすずみ（多部未華子）に絡み、古書の入ったすずみのバッグを間違えて持ち帰るシーンから始まります。
翌日、青の父で伝説のロッカー、我南人（玉置浩二）が1カ月ぶりにふらりと帰宅。青の祖父である勘一（平泉成）は店の本棚に見覚えのない2冊の百科事典を見つけ、堀田家の人々はその謎を探ることに。
中盤で青は、すずみのバッグを返しに大学へ。2人は本の話で盛り上がり急接近します。
亀梨の連続ドラマ主演は『妖怪人間ベム』（日本テレビ系、2011年）以来2年ぶり。ホームドラマには初挑戦で「ものすごいサスペンスはないけど、人への思いやりによる行動が、思わぬ謎を巻き起こしていきます」（「TV fan」11月号、共同通信社）と見どころを語ります。
初回放送を受けて、ネット上では「和むドラマ」「あたたかくて泣ける」と穏やかさに癒やされた視聴者がいる一方で、「緩急なさすぎ」「くそだるい」など前半で脱落した人も。
しかし後半には玉置演じる我南人が熱唱するシーンが用意されており、これには「玉置さんの歌で目が覚めた」「素晴らしすぎるわ。内容忘れるくらいインパクトあるな」と賞賛の嵐。
それだけでなく「亀梨より目立ってる」「玉置の存在感がすごすぎる。亀さんは空気だったな」と亀梨は玉置に完全に食われてしまったようです。
亀梨が「他の人たちはキャラクターが立ってるからラインができてるんだけど、青が一番ラインができてない感じ」（「Wink up」11月号、ワニブックス社）と語る通り、青はぼんやりとしたアクのないキャラクター。
この“フツーの人”を演じるにあたり亀梨は、「色気をもろもろ封じ込んで演じていきたい」（「duet」11月号、ホーム社）と、キメ顔も封印。しかし、その朴訥さが視聴者には物足りなく感じられたようで、「初回では青（亀梨）の良さが全く伝わってこなかった」「ファンでもつまらなかった。
亀は本当にドラマ運がない」と決して反応は良くありません。視聴率が8.8％と伸びなかったのは、こういった要因があるのかもしれません。
けれども、自身も4人兄弟の亀梨。大家族の良さについて尋ねられると「楽しさかな。楽しいし、面倒くさい（笑）」「人数が多ければ、それだけ問題も起こるけど、家族だけじゃなく近所の人もそうだけど、すごく人と人とのつながりを感じられます。
自分にとってリラックスできる場所であり、すごく刺激のある場所」（「TV fan」11月号）と語るなど、その楽しさや面倒くささ、また人とのつながりは、まさにこのドラマの描くところ。大家族・堀田家に目立たずすんなりとなじむ青の姿は、実は亀梨の素の部分ともいそうです。
本作にはIT企業社長・藤島直也役としてV6・井ノ原快彦も出演。ネット上では「どう見てもIT企業の社長には見えない」との声が多く、「保険のCMみたいだった」「完全に“かんぽさん”だった」と出演CMに絡めて茶化す人が続出。やっぱり“いい人感”が拭えない井ノ原の、今後の演技が気になるところです。
また第2話にはHey!Say!JUMP中島裕翔がゲスト出演。亀梨と玉置のユニット＝堀田家BANDが歌うメインテーマ曲「サヨナラ☆ありがとう」も11月6日にリリース予定とあって、こちらも楽しみですね。
亀梨和也、視聴率8.8％はフツーすぎる役で玉置浩二の存在感に食われたから？ | ジャニーズブログ
