岩手県ニュース<岩手県野田村太陽光発電で復興を目指す
太陽光で復興の灯ともす 野田村で発電所建設 来月にも稼働 2013/04/28
東日本大震災で被災した岩手県野田村で、仮設住宅で暮らす男性たちが出資を募り、山あいに小さな太陽光発電所の建設を進めている。5月の発電開始を目指す。
発電所は「野田村だらすこ太陽光発電所」と名付けた。「だらすこ」は、村の方言で「フクロウ」を意味する。年間発電量は一般家庭十数軒分に当たる48キロワットで、全て東北電力に販売する。
太陽光発電を全国で支援するNPO法人「太陽光発電所ネットワーク」(東京)が、被災地支援の一環として計画した。仮設住宅の男性グループのリーダー、大沢継弥さん(67)が弟の所有する土地約3800平方メートルを建設用地として貸した。
大沢さんは「被災した仲間の収入に少しでもなればと思った」と語る。震災で家を失った64~78歳の男性5人が、村内の建設業者とソーラーパネルの設置などに携わる。「メンバーの表情が生き生きしてきた」と喜ぶ。
大沢さんとNPOは昨年12月、出資金を受け入れる合同会社を設立。「市民ファンド」の手法で、県内外から1口10万円で出資を募り、建設費約1880万円を集める。
大沢さんらは被災者の生きがいづくりにと、木工雑貨を作り販売する工房も運営している。初回の出資時に応援金として2500円を上乗せしてもらい、活動費に充てる。
出資金は2027年までに償還する。発電の利益は1%分を現金か同額の特産品に替え、出資者に届ける。連絡先は太陽光発電所ネットワーク03(5805)3577。




