タイ、ベトナム、インドネシア、マレーシア 転勤するとしたらどこが良い?
海外転職するなら狙い目は「タイ、ベトナム、インドネシア、マレーシア」 2013/05/02
アベノミクスへの期待が瞬間的に盛り上がったものの、結局パっとしない景気が続く昨今。
依然として少子高齢化、年金危機に介護不安……などネガティブ要素は健在で、ますます明日が見えづらくなっている。
そんな今、日本に見切りをつけて隆盛著しいASEAN諸国に新天地を求めるケースも増えている。
とはいえ英語スキルなし、グローバル勤務歴なしの平凡なリーマンでも、海外転職できる可能性はあるのか? 4月18日に「普通のサラリーマンのためのグローバル転職ガイド」を上梓した、日本で唯一の海外就職専門家・森山たつを氏に聞いた。
まず、海外転職のメリットとは何か?
「日本人は海外労働者が他国に比べて多くありません。現地でのニーズや仕事の仕方などの特殊な経験・技術を習得でき、将来的にそれをどこに行ってもウリにできるというのが一つ。また即物的な点としては、特にASEANの日系企業に就職した場合、日本の新卒社員と同程度の給料(1500$~2000$)が相場です(※人、会社、職種、時期、国によって差があるが)。その上、相対的に物価が安いので、一流ホテルでバカンスをするなど日本では無理だった上流生活が満喫できる。旅行に関しても、アジアはLCCが発達しているので、格安でリゾート地巡りができる。たとえば、マニラからセブまで最低2500円などの世界です」
具体的な転職方法は、森山氏の著書「普通のサラリーマンのためのグローバル転職ガイド」に記載されているが、これまで海外転職というと日本にある本社から駐在員として赴任するのが一般的であったが、今では現地採用が増加傾向にある。
実際に、パナソニックも新卒の採用計画全体における海外採用の比率を約76%と、高水準に設定している。
他の国内大企業も、グローバル展開に注力していくにあたり、国内からの駐在員より現地採用を積極的に増やしていくことが予測されるという。
「しかし、海外に出たからといって成功できるとは限りません。とはいえ、大きなポイントは『日本でエリートじゃなかった人が海外でも失敗するとは限らない』という点。戦うフィールドを変えることで、日本国内では評価されなかった部分が評価されることもあるのです。一介の派遣社員だった人が日本の超大手企業の現地支店でバリバリ働いているという例もたくさんあります」
ASEAN含む海外においては日本のように、スキルがあっても35歳を超えたら一律、就職が厳しくなるという現象はない。
「例えば還暦を越えた人でも、工場の技術を若い人に伝えられれば就職は可能だったりする。互いの需要と供給さえマッチすれば、何歳になっても仕事はあるんです」
もちろん、完璧とまではいかないまでも、ある程度の英語力は必要。さらにドメスティックな仕事しかしてこなかった場合は、平凡なサラリーマンに開かれた門戸は狭いように感じるが……
「平凡なサラリーマンでも、何かしらのスキルはあるはず。例えば派遣で貿易事務の場合、日本ではいつ派遣切りにあうかわからず、魅力的な仕事でもない。これが、インドネシアに行くと貿易書類を作れる人は足りてないし、さらに日本語ネイティブだと重宝される。このように、場所を変えることで価値を見出せることがあるのです」




