GW後半<過去2年間続いた東日本大震災や紀伊半島大水害の影響は見られず、終盤も混雑しそうだ
GW後半 人出ピーク 災害前の活気戻る 紀南地方
ゴールデンウイーク(GW)後半の4日、和歌山県南部地方の観光地は好天に恵まれ、多くの人出でにぎわった。過去2年間続いた東日本大震災や紀伊半島大水害の影響は見られず、終盤も混雑しそうだ。
GWの後半は3日から始まり、南紀白浜温泉で知られる白浜町には多くの観光客が訪れている。
アドベンチャーワールドでは4日午前8時の開園を前に約千人の列ができ、15分繰り上げて開園。目当ての施設を目指して急ぐ来園者の姿が見られた。
人気は4月20日にオープンしたばかりの「パンダラブ」。ジャイアントパンダが近くで見られるとあって早々に人だかりができた。親子2頭が暮らすブリーディングセンター(旧パンダランド)も人気で、来園者らは熱心に写真を撮っていた。列車タイプの専用車に乗って動物と触れ合う「ケニア号」も長い列ができた。
世界遺産の熊野三山や熊野古道もにぎわっている。
田辺市本宮町の世界遺産熊野本宮館によると4日午前中、発心門王子に向かうバスは増便しているものの、乗り切れない状態。語り部の要請も多く、「災害前のにぎわいに戻った」と話す。
県内では伊勢神宮式年遷宮(三重県)のことしから3年間を「ゴールデンイヤー」と位置付けており、「ゴールデンウイークのにぎわいが今後の誘客に弾みがつけば」と意気込む。
本宮町の川湯温泉もにぎわいを見せた。河原では家族連れらが掘った温泉に足を漬けたり、川遊びしたりして楽しんでいた。
近くのキャンプ場は3、4の両日とも200グループ近くがテントを張り、敷地はほぼ埋まった。川遊びや釣り、バーベキューだけでなく、熊野古道に出向くグループも。京阪神が中心だが、北海道や東北から訪れたグループもあった。家族や友人7人で訪れた大阪市の中学生は「3日夜に到着し、キャンプ場で3泊する。温泉に入ったり川で泳いだりしてのんびりしたい」と話した。
キャンプ場によると、GW前半の入り込みは2、3割と少なかったが、後半に入ると一気に混雑が始まったという。
■交通機関も混雑
白浜町のJR白浜駅によると5、6の両日の予約状況は4日午前10時現在、新大阪方面、新宮方面ともに予約率7割程度。当日や前日になると満席になる便も出てくる見込み。
日本航空によると4日午前8時現在、白浜発東京行きの便は5日の昼と最終便が満席、6日は3便すべて予約で満席になっている。
日本道路交通情報センターによると、阪和自動車道の県内の交通渋滞予想は北進が5日午前10時~翌日午前0時にみなべインターチェンジ(IC)―広川南ICで約20キロ、南進は5日午前9時~午後2時に有田IC―広川南ICで約10キロになる見込み。6日は特に3キロ以上の渋滞予想が出ていない。
和歌山地方気象台によると、5、6の両日とも晴れで行楽日和。最高気温は5日は20度と平年より低いが、6日は20度を超え、平年並みとなる模様。
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