アスペから自閉症<発達障害はあの「ニュータイプ」かもしれない 秀でた才能!? つづき
つづき
・前ページを読む
このブログの媒体はYahoo!なので、これ以上の専門的見解は控えておこう。
このようなアスペルガー症候群が、アメリカの精神医学の診断基準DSM5での改定で消滅し、「自閉症スペクトラム障がい」に統一されるそうだ。
これは以前から専門家の間では知られていたのだが、ついに一般にまで報道されるようになった(すぐに見つけた記事ではこんなの→自閉症、アスペルガー・・・「ASD」に統合 米精神医学会、基準を改訂)。
僕は、日本では、アスペがせっかく市民権を得始めたのに非常にもったいないと思う。
アスペはこれまで、時々犯罪と結び付けられて報道されることも多かったが、行政や保健・医療期間、関係者によるメディア活動等の地道な取り組みにより、最近はそれらの偏見もだいぶ緩和されてきたと思っていた。それなのに、関係者はまた一から社会的偏見との格闘を始めなければいけない。
■ニュータイプ
また、最近は「発達凸凹」というかわいい名称も流通し始めたところだった。これは、発達障がいとまでは診断しにくいけれども「かなりそれっぽい人たち」のことを総称しようということで、杉山登志郎医師が発案したものだ。
発達凸凹はすごく便利な言葉で、はじめに書いたカテゴライズの暴力性から逃れてはいないものの、凸凹というある意味「アート的」というか抽象的な意味合いが交じることで、この概念のあいまいさを上手に表現している。
何よりも凸凹と言われても、当事者はあまり傷つかないように見えるのがいい(僕自身も発達凸凹な人なのだが、むしろ笑いに転嫁できる強みがこの言葉にはある)。
だから、だ。アスペルガーにしろ発達凸凹にしろ、近代的「名づけ」とカテゴライズの暴力性からは逃れられないにしろ、その言葉を受け入れることの有利さをいかすために、関係者の努力でその言葉に伴う偏見をやっと除去し始めることができていた。
なのに、またまた新しい暴力的カテゴライズ(DSM5での自閉症スペクトラム障がいへの統一)が登場した。関係者・当事者は、またその言葉に伴う偏見と格闘しなければいけない。
新しいもの好きの日本の専門家の方たちも、以上のようなことを考慮した上で、新しい言葉を使ってほしいものだ。
実は僕は、スピルバーグもエジソンも含まれるこうしたタイプの人達は「障がい」というよりは(主体的にハンディキャップをもっているというよりは社会からハンディキャップを与えられているという点から)、進化した「新しい人類のかたち」なのでは、とこの頃は思い始めた。
これはジョークでもなんでもなく、あの「ガンダム」で出てきた「ニュータイプ」の、ひとつの現実的展開がここにあるのでは、と真面目に思っている。
笑いとばしてもらってもいいんですが、「ニュータイプ」としてアスペルガー症候群をとらえるとすべてが説明つくんですよね~。
といっても凸凹である僕はニュータイプまでとはいかず、たぶんシャアどまりなんでしょうが(←これも誤解を与えそうな……)★
田中 俊英
一般社団法人officeドーナツトーク代表
出版社起業、NPO法人代表のあと、2013年4月より一般社団法人officeドーナツトーク代表。子ども若者問題(不登校・ニート・ひきこもり等)の支援と、子ども若者ソーシャルセクター(NPO等)への中間支援を行なう。2003年、大阪大学大学院「臨床哲学」を修了。主な著書に、『ひきこもりから家族を考える』(岩波ブックレット)ほか。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/tanakatoshihide/20130503-00024704/より
| これでわかる自閉症とアスペルガー症候群 [ 田中康雄(精神科医) ] | |
|
【送料無料】
[商品特徴] : 田中康雄(精神科医) 木村順 成美堂出版発行年月:2008年12月 ページ数:175p サイズ:単行本 ISBN:9784415303642 田中康雄(タナカヤスオ)児童精神科医・臨床心理士。1958・・・・・・・・・・
[商品感想] : 6 件 [店舗名] : 楽天ブックス
|
|




